不動産・建築関連の業者選定基準は?あなたは誰を選びますか?

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公開日:2017/8/13

更新日:2017/8/26

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前回のコラムで、プロジェクトの主体企業によって、費用の内訳が違ってくることをお話させていただきました。今回は、プロジェクトの主体となる企業別のメリット・デメリットについて説明したいと思います。

ハウスメーカー主体のプロジェクトの場合

ワンストップでプロジェクトが進みますので、何と言っても工期が圧倒的に早いです。急いでいる事業主にとって、工期が短いのは魅力的です。
デメリットは、販促費など事業主にとって不必要なコストが大きくなる点です。支払い明細には、広告宣伝費やハウスメーカーの利益については記載されていないので、気付きにくいものですが、ハウスメーカーに依頼した場合、間違いなくこれらの費用を事業主が負担していることを自覚して利用してください。

不動産会社主体の場合

物件の売買の際には一番頼りになる存在です。施工会社から不動産会社を紹介してもらった場合は、費用の中に多額の紹介料が盛り込まれている可能性が高いです。事業主には見えてこない費用ですのでご注意ください。

施工会社主体の場合

宣伝広告費などは発生しないので、実質的な工事費・建設費にかけられる割合が高くなります。実質的な部分にお金をかけることができますが、施工を客観的に監理できる存在がいないために、手抜き工事や欠陥工事があった場合、見抜くことができません。
また、建物の競争力や魅力といった視点で建てられることは少なく、「つくりやすさ」で計画がすすめられます。「つくりやすさ」を求めて費用を安くするというのは良いことですが、その費用対効果を判断するプロが必要です。

設計事務所が主体になった場合

それでは、設計事務所が主体になった場合はどうでしょうか?施工会社主体プロジェクトと同じくらい、実質工事に費用を割くことができます。バランスよく物件価値を上げることができます。施工費や計画を客観的に見ることができますので、事業主にとって安心材料になるかと思います。

また、物件のデザイン性に関しては、他の主体プロジェクトとは比べ物にならないほど優れています。しかし、一部の設計事務所や建築士は、予算や事業計画に無頓着というデメリットもあります。

トチタテモノにご依頼いただいた場合

最後に、トチタテモノにご依頼いただいた場合のメリット・デメリットについてもお伝えしておきましょう。事業主の視点になり、事業主に最大の費用効果が出るようにプロジェクトを進めます。プロジェクト毎にチーム編成をしますので、そのプロジェクトに沿った専門性の高いメンバーが事業主をバックアップします。さらにはトチタテモノが自信を持ってご提案できる「デザインマネジメント」を取り入れ、首尾一貫してプロジェクトを推進いたします。事業主が満足されるような競争力のある物件を作り上げます。

トチタテモノに頼んだら、良いことばかりに感じていただけるかもしれませんが、実はデメリットもあるのです。それは、大手ハウスメーカーのようなパッケージ化された規格品は一切ないので、企画立案からプロジェクト終了まで時間がかかってしまうのです。ですからお急ぎの方、短期間に何件も手がけたい事業主には、トチタエモノはご要望にお応えできない部分があるかもしれません。その代わり、事業主のニーズをじっくりお聞きして、競争力のある物件を求められていらっしゃる事業主にとっては、良いパートナーになれると信じております。

このように、主体となる企業によって、メリット・デメリットがあることをご理解の上、事業主に合った企業をパートナーに選んでいただきたいと思います。以下に、メリット・デメリットを表にまとめましたので、ご参考ください。

下記の図は横にフリックして全体を見ることができます。

プロジェクトの主体 メリット デメリット
ハウスメーカー主体
(アパマン専業企業も含む)
  • 工期が他の主体プロジェクトと比べて圧倒的に早い
  • 事業主はほぼ何もしなくても、ある程度のお膳立てをしてくれる
  • 工事を第3者の立場で監理する人が不在。ミスによる施工不良を発見する可能性が低くなる
  • 規格品ベースである上、販促費が大きいので工事費用の割に物件の魅力は最も低い
不動産会社主体
  • ファイナンス的なアドバイスを付加価値仲介として、無料で行ってくれる会社がある
  • 物件を売買する場合は最も頼りになる
  • 施工会社の紹介を受けると紹介料が多額にかかっている可能性が高い
  • 設計事務所を紹介されることはほぼない
  • 各種専門家にほぼ丸投げなのでプロジェクトとしての纏まりは期待できない
  • 工事費の妥当性を判断する専門家が不在
コンサルタント会社主体
  • 何十億円規模のプロジェクトの場合は、コンサルフィーを支払うことで、プロジェクトを公平な立場で主導してくれ、理想的な事業形態になる可能性が高い
  • 10 億円以下のプロジェクトではコンサルフィーが高額で費用対効果が低い
  • 紹介料が主な収入源の怪しい会社も多数あり、見分けが難しい
施工会社主体
  • 他の主体プロジェクトと比べて、工事費にかけられる割合が最も高い
  • 工事を第3者の立場で監理する専門家が不在。ミスによる施工不良を発見する可能性が低くなる
  • 工事費用の妥当性を判断する専門家が不在で、相見積をすることが出来ない
  • 施工都合の設計になりがち
トチタテモノ主体
  • 事業主さまの側に立った、専門家によるプロジェクト推進が可能
  • プロジェクトごとに最適なチーム編成を行い、ファイナンス運営、施工に精通した専門家が担当
  • 「デザインマネジメント」を取り入れ、首尾一貫したコンセンプトの元でプロジェクトを推進可能。最も競争力のある物件になる
  • 各物件ごとに綿密な企画・設計を行うため、他と比べると最も時間がかかる
  • 建設工事期間は施工会社主体プロジェクトと同じ

下記1つでも該当する場合、
不動産活用においてベストな状態ではない可能性が高いです。

  • 事業主、建て主の目標設定やライフプランについて建築士に相談する必要がないと思っている
  • 建築士にお金のことについて話しづらい、話すことではないと思っている
  • 土地を決めてから、建築士に相談すべきと思っている
  • どこに依頼しても建物は同じ価格であると思っている

トチタテモノは土地・建物の価値最大化を目指し、他には真似できない付加価値を生み出します。

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